警察庁によると令和元年中の取締り件数が最多の一時停止違反。
住宅街などの細い道路の交差点に多く存在する一時停止標識ですが、停止線の直前で完全停止するドライバーは少ないのが現状です。
指定場所で一時停止をしないことで高まるリスクや一時停止の重要性について解説します。
目次
1.指定場所における一時停止とは?
車や自転車などは一時停止の標識や道路標示がある場合、交差点進入前に一時停止しなければなりません(道交法第43条)。
一時停止の標識などがある道路は、交差する道路の方が優先のため優先道路を通行する車などを妨害しないよう標識が設置されています。
信号機のない交差点や、交差する道路が優先道路の場合などによく見かける標識です。
住宅街などの細い道路にも多く存在します。
2.【一時停止をしないことで高まるリスク】道路別・事故類型別の死亡事故発生状況
・事故が発生しやすい道路形状
内閣府によると死亡事故のうち、交差点やその付近の事故は約半数を占めています。
さらに、そのうち交差点内の事故は34.3%と交差点内の死亡事故が最多です。
この結果から、交差点に進入する際に事故とならないよう特に注意が必要だとわかります。
・事故類型別の事故発生件数
事故類型別の事故発生件数をみると、追突事故(34.7%)が最も多く、その次に出会い頭衝突(24.8%)、右左折時衝突(12.6%)と続き、主に交差点内で発生する事故が合計37.4%と追突事故を上回る結果となっています。
交差点内で発生する事故は一時停止を行い、安全確認をきちんと行うことで回避できます。
3.一時停止をすることで防げる事故とは?
信号機のない見通しの悪い交差点で一時停止を怠ると、急な飛び出しに対応できないなど事故に繋がる危険性が高いです。
交差点や停止線の直前で一時停止し、安全確認をしてから交差点進入時にもう一度一時停止を行い、再度安全確認することで急な飛び出しにも対応できる余裕が生まれます。
また、新型コロナウイルスの影響もあり、デリバリーで自転車の利用が増えています。
自転車も道路交通法上では車両に属されますが、一時停止して安全確認をする自転車のドライバーは少なく、警察庁によると全国で自転車事故は10%近く増加しています。
最近の交通事情も含めて、一時停止を行うことで交差点における事故を防止する効果が高まります。
4.交差点事故の原因となる一時不停止を防ぐ「AI-Contact」
「AI-Contact」は指定場所での一時停止の有無を確認することができる安全運転支援ツールです。
一時停止標識のある交差点に進入する際に一時停止をしている従業員がどの程度いるのかを把握できます。
一時停止標識を見落としがちな従業員に対して教育を行い、交差点事故の原因を削減し、事故防止を図れます。
交差点進入時の一時停止・安全確認を徹底し、事故を予防しましょう!
交差点事故を防止!
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