全国で店舗型ドラッグストアを運営している株式会社マツキヨココカラ&カンパニー様。
2022年10月より、アルコールチェック代行サービス及び道交法遵守可視化サービス「AI-Contact モバイル」を導入。
今回は、総務企画室の鶴見様に、導入の経緯や成果、今後目指していきたいことについてお話を伺いました。
会社名 株式会社マツキヨココカラ&カンパニー
ご契約サービス アルコールチェック代行サービス
連動型検知器
AI-Contact モバイル
目次
【導入の背景】誰がいつどこへ…経営統合により管理が煩雑化
◎株式会社マツキヨココカラ&カンパニーについて教えてください。
株式会社マツキヨココカラ&カンパニーは、店舗型ドラッグストアを運営しています。
2021年10月に株式会社マツモトキヨシホールディングスと、株式会社ココカラファインが経営統合をし、株式会社マツキヨココカラ&カンパニーとなりました。
統合後、社内の従業員はアルバイトを含めると3万人ほどの在籍となり、社用車は700台程となって、人も社用車も2倍の数を管理する事になりました。
◎AI-Contact導入の背景について教えてください。
企業カルチャーが違う会社同士の経営統合ということもあり、誰がいつどこへ出発しているかわからない状況の中、紙の運転日誌を回収し、本社へ郵送するといった管理方法を行なっておりました。事務作業のコストや、本社へ運転日誌を郵送するコストなど、アルコールチェック記録簿においても紙管理で無駄が多く発生していました。
特にアルコールチェックに関しては、リアルタイムでの点呼確認を各支店ごとに管理を任せていましたので、コンプライアンス面において重要な課題を抱えている状態でした。
他にも、弊社は環境配慮に力を入れておりますので、CO2削減の為の車両削減やペーパーレス化を実現するためには、まずは何か分かりやすいシステムを導入して、データとして見える化をしなければならないと思いました。
様々な課題が派生し、何か一元管理ができるシステムを導入し、まずは現状把握ができないか・・・と頭を抱えておりました。
【導入の決め手】事故鑑定事業者という安心感が導入の決め手に
◎AI-Contact導入のきっかけを教えてください。
2022年10月からアルコールチェック強化の法令が執行されることを受け(※1)、とにかく10月1日には法令対応に沿った運用をスタートしなくてはいけないという気持ちで方針を決めていきました。
個人的には「コストをかけ過ぎずにアルコールチェックと社用車管理ができる良いシステムがあれば良いな。」という思いで調べていたところ、AI-Contactの記事を見つけ、問い合わせをしてみたのが最初のきっかけです。
アルコールチェックの外部委託に関しては当時、他社さんのサービスを見ていましたが、社用車管理も含めて手軽に一元化できるシステムは少ない印象を受けていました。AI-Contactでなら、社用車管理とアルコールチェック法令対応をまとめて管理できると感じ、環境配慮や組織改革にも使える様なデータも取れると考え、詳しくお話を聞かせていただきました。
(※1)アルコール検知器を用いてのアルコールチェックの義務化 (延期となり、現在は2023年12月1日より開始と発表されました)
◎他社比較をされた中で、AI-Contact導入の決め手になった点を教えてください。
管理者の立場からも操作や機能が分かりやすいサービスであった点です。
運行管理システムが一元化されていると、導入にあたって管理者の運用が複雑化してしまったり、不足している機能があるのではないかという心配がありました。
そこで、「アルコールチェックの強化」を機会に管理者に伝えたところ、分かりやすい管理画面に加えて必要な機能が揃っていて、アルコールチェック運用のカスタマイズが容易であったため、共感を得ることができ、導入の決め手となりました。
法令対応という点において、「やらなくてはいけない」という気持ちがあったので、管理者や上層部にとっても運用イメージがし易かったです。アプリと連動するアルコール検知器もあったので、「不正」や「数値の誤魔化し」を防げるという観点でも、いいサービスだという声でスムーズに進んでいきました。
また、アルコール検知器が連動しているシステムとしては、数社しかなかったと思います。
その中でジェネクストさんは、別事業として交通事故鑑定事業もやっていますし、名だたる損保会社から依頼を受けている点で、安心感がありました。上層部に提案した時は、ジェネクストさんのバックボーンがしっかりしていた点も高い評価につながりました。
【導入後の運用】アウトソーシングによる明確な飲酒確認で、安全と信頼を確保
◎アルコールチェック代行サービスによって実現したことを教えてください。
「従業員を大切にする環境を整えられた事」です。以前は、市販のアルコール検知器を使用しており、リアルタイムでのアルコールチェックは従業員に負担がかかっていました。人件費コストもかかり管理も大変、徹底出来ているのかを懸念する状態であり、大きな課題と感じていました。
アルコールチェック代行サービスを利用している今、連動型検知器の結果として基準値以上のアルコール濃度数値が出てきてしまった場合には、専門のオペレーターが「運転はせず、他の交通機関を使ってください。」と確認してくれます。その点は信憑性が高まって良かったです。現場側からしても、「運転をしないようにとはっきり言ってくれるから、わかりやすくてありがたい」という声がありました。
当初は、社内でアルコールチェックを内製化する事も考えていましたが、完全にアウトソーシングされた事によって、早朝深夜でのアルコールチェック業務の負担が無くなり、導入前と比べて従業員がアルコールチェックで悩まずに、より本業に集中できる点で意識の変化があったと感じます。アルコールチェックは毎日行う業務ですので、単純に効率も良くなりましたし、コンプライアンスにも関わってくる改善だと考えています。
【導入後の成果】安全運転管理でブランド毀損のリスクを回避
◎AI-Contactモバイルも同時に導入されていますが、交通安全対策についてのお考えを教えてください。
交通事故や違反が起きた場合の風評被害や訴訟リスクなどを考えた時、日々のランニング費用で有効な交通安全教育もできるのなら、かかるコストは問題なく採算がとれるよねという考えに至りました。
社用車での事故や違反は、ネット上に動画をアップされて評判を落としてしまったり、ネットニュースになってしまったりする風潮がありますので、社用車は走る広告塔だと思っております。ブランド毀損が起きた場合には、売上が一気に落ちる可能性もあります。
また、実際に事故が起きてしまった際、保険で対応したから良いわけではなく、色々な人が悲しい思いをしますし、事故は発生させないに越したことはありません。
【導入後の未来】業務効率化と共に環境配慮を目指す
◎AI-Contactを活用して、他に実現していきたいことはありますか。
将来的には社用車の削減や作業の効率化、CO2の削減等を実現していきたいです。
交通事故が減れば自動車保険料も削減できます。
また、AI-Contactで稼働データが取れれば、1日の動きを確認して、業務効率化が出来ると考えております。
実際に、あまり動いてない車両が何台も見えてきましたので、車両の必要数の把握に役立っています。車の管理とともに、業務も効率化できることを目指していきたいです。
◎最後に、AI-Contactを導入検討中の企業様にアドバイスがあれば教えてください。
新規システムを導入する際には、「自社内に迷惑をかけず、サーバーが外部にあるSaaS型で、尚且つ法令に随時対応した改修等も不要なものが良い」と考えています。
登録などにかかるコストは総務企画部門が受け持ち、他部署には迷惑をかけません、といった感じで導入をスムーズに進める事ができると考えています。
交通違反、交通事故0を目指しておりますが、万が一起きた場合に法令遵守の教育やそれに係るシステム導入など、対策できる事はやった上で、それでも事故・違反が起きてしまうのと、何もしていないで起きるのは全然違います。取引先や一般消費者からの見え方も違ってくるかと認識しています。
—–鶴見様、取材にご協力いただきまして、どうもありがとうございました!!
未来の常識を創り出し、人々の生活を変えていく
株式会社マツキヨココカラ&カンパニー
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