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KDDI×ジェネクスト「交通事故抑止」に関する共同実証実験を開始

KDDI×ジェネクスト「交通事故抑止」に関する共同実証実験を開始

~睡眠と道交法遵守状況をモニタリングし、交通事故抑止対策として連携~

 

KDDI株式会社(以下KDDIとする)とジェネクスト株式会社(以下ジェネクストとする)は「睡眠分析サービス」と「道路交通法遵守見える化サービス」の連携による実証実験を4月6日より開始いたします。

本実証実験では、睡眠の質・量と車両運行時の道交法遵守状況のそれぞれのデータを蓄積し、相互影響を分析します。
本分析により相互影響の情報を可視化提供することで、運送事業者における安全運転の為の乗務時間の適切化、ドライバーにおける乗務に適した生活リズム改善への取り組みへの効果、及び、道路交通法遵守による交通事故削減の貢献をするサービスの実現を目指します。

本実証実験では、ふそう陸送株式会社(以下、ふそう陸送)の協力を経て、ふそう陸送のドライバーにモニターを依頼しています。
ふそう陸送のモニタードライバーに「睡眠分析サービス」と「道路交通法遵守見える化サービス」を提供し、それぞれのドライバーの睡眠に関するデータと道路交通法遵守状況を突き合わせ、相互影響を分析します。

睡眠不足による事故防止の強化として国土交通省の睡眠不足に起因する事故防止対策(平成30年6月1日)が挙げられ、
・事業者が乗務員の乗務させてはならない事由として、睡眠不足を追加。
・事業者が乗務員の乗務前等に行う点呼において、報告を求め、確認を行う事由として、睡眠不足により安全な運転をすることができないおそれの有無を追加。
・運転者が遵守するべき事項として、睡眠不足により安全な運転をすることができない等のおそれがあるときは、その旨を事業者に申し出ることを追加。
・点呼時の記録事項として、睡眠不足の状況を追加。
以上、4点を追加しています。

また、国土交通省の運行管理制度では運転者の勤務時間等の適正管理、点呼による運転者の健康状態の把握等、運転者に対する指導監督を運行管理者の主な業務としていて、運転者に対する指導監督では「運行の安全を確保するため、運転者に対して常日頃から指導監督を行い、安全関係法令等の遵守の徹底を図る」としていて、この安全関係法令等には、もちろん道路交通法も含まれます。

 

本実証実験によりKDDIとジェネクストは、SDGs3・6(交通事故半減)、社会課題でもある交通事故削減の取り組みの一環として、「睡眠分析サービス」と「道路交通法遵守状況見える化サービス」により抽出されるデータを関連付けて活用することで、様々な事業における自動車利用業務環境に適したサービスを提供することを目指し、安心・安全な社会づくりに貢献いたします。

 

【本件に関する問い合わせ】
ジェネクスト株式会社 広報担当
TEL:045-594-9366 FAX:045-594-9368